スクーターボードってどんな?
スクーターボードというのは、スケートボードのような
「乗って楽しむ」キャスター付きの板(ボード)
座りながら自分の手で進んだり、だれかに押してもらったり。
ロープをむすんでひっぱってもらったり。
室内でも「手軽に遊べる乗り物」として、リハビリの現場でも重宝しています!
どのような効果をもたらすのか?
動きに合わせて体を動かす
スクーターボードは、前後方向、左右方向の揺れや動きが生まれます。
その動きに子ども自身が合わせることによって、自然に体幹の動き、姿勢を保つための立ち直り反応をみちびくことができるのです。
遊びながら、自然に姿勢を保つのにひつような踏ん張る力を使うことができます
ここちよいスピード感
流れるような景色の変化を見て(視覚)で楽しむ。
心地よい風の動きを、歯だから感じる。
電車に乗っているときのような揺れを感じるときも。
適度なスピード感でボードを走らせることで、心地よい感覚が生まれます。
これらは、子どもの運動機能や動きたい欲求の強い子どもの感覚を満たします。
人とのやり取りが生まれる
スクーターボードをだれかに押してもらう、ひっぱってもらう。
自分ではない「だれか」のおかげで動くことができるという体験は、子どもにとって「他者」を意識するきっかけになります。
他者を意識することで、「もっとおしてほしい」「もっとうごかしてほしい」という要求を出すことができるのです。
つまり、
コミュニケーションの第一歩!!
言葉は使わなくとも、他者と一緒に遊ぶことはコミュニケーションと同じ意味合いを持ちます。
言葉のやり取りが難しいお子さんでも、遊びながらやり取りを引き出すことができるのです!
買おうか迷っているあなたに、もうひとつアドバイス。
もう一つこんな使い方が!
「はげしく動き回る子」「待つことが苦手な子」
こんな子をボードに乗せると、あら不思議。
おとなしく座ることができます。
「座ること」「待つこと」を遊びながら自然に学べるんです!
お家でも、施設でも一台あると色々あそべますよ!
リハビリではこんな使い方をします。
そのまま乗る
リハビリで使うボードにはロープがついています。
子どもがそのままのって、部屋や廊下をひっぱりまわします。
ときどき、動きを止めて「3 2 1」の声掛けをして待つことを学んだり、子どもから「もう一回」を引き出すのも良いでしょう。
お友達同士で交代しながら、ひっぱったり押し合ったりすると、対人スキルや力加減の練習にもなりますよ
サーキットに組み込む
例えば、遊び場を海にみたて、スクーターボードをイカダにみたてます。
柱やいすなどの動きにくいものにロープを固定。そのロープの先端にスクーターボードを設置します。
あとは、マットやブロックなどをつかって島をつくれば完成!
島から島へ。海を渡るときは、スクーターボードに乗ってロープを自分で手繰り寄せることで、ボードがいどうしていきます。
スクーターボードで脱出大作戦!
外で遊ぶならコレ!
でもちょっとまって!!
病院や施設みたいに広い場所があればいいけど…家の中じゃ無理かも。
でしたら、これで代用できます!
屋外だったら、スケートボードで遊べます!
ただし、ハンドルなど持つところがないので、
必ず「ヘルメット」や「安全パット」などの、安全対策をほどこして遊んでくださいね!
まとめ
スクーターボードは、リハビリの現場でもよく遊ばれているおもちゃのひとつです。
運動機能だけでなく、他者への注目や待つことなど様々なメリットを多く含むことからも、遊ばれる理由がわかります。
あなたも、一緒に遊んで体験すると、楽しさがわかるかも!
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