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専門解説! コツをつかむとは?「学習過程」と「自動化」のお話

お墓まいりにいってきました。
お墓までは歩いていける距離ですが、その帰り道は土砂降りの雨に降られました。
こども達と一緒で楽しかったので、雨に濡れながら家まで帰ってきました。

ずぶぬれもたまには楽しいよ どうもゆーです。
風邪ひかないように、すぐに風呂に入りました。

さて、今回は「学習過程」「自動化」というお話です。
ひとは運動をはじめとして、なにか動作を覚えるときにどのような流れで学習するのでしょう。

脳を主とした中枢神経

組織化過程

運動(順序、連続)

情報

脳に戻る

この流れを学習過程といいます。
これだけでは、すこし難しいですね。

自転車の乗るという運動学習を考えてみましょう。

最初は自転車にのってこぐことができませんよね。
だから、脳は体のどの部分を使ったら上手に乗れるのか、どのように力を使えばよいのか、どのように関節をうごかしたらよいのかを考えます。これが「組織化過程」です。
次に実際に運動を行います。運動は単発ではおこりませんね。一連の流れがあったり、順序があったりします。
この行った運動は、体の各部分に張り巡らされた各種の感覚によってモニターされています。これが情の部分です。
そして、この情報は脳に入っていき、自分が思い描いていた運動とどうだったのかを比較、照合します。うまくいかなければ、新たに体の部分をどのように使えばよいのかを脳は考え直し、運動を作り出していきます。しして、実際に運動をして、その感覚情報をまた脳に返す…
このサイクルがグルグル回ることで、運動を学習していきます。

そして、運動が学習されると「組織化過程」が省かれます。
脳(中枢神経)

運動

情報
これを「自動化」といいます。コツを覚えるともいいますね。
なぜこのように「組織化過程」を省くのかというと、効率が良いからです。組織化過程を省くことで、よりスピーディーに運動を行うことができるのです。

たとえば、静岡から東京に行くための交通手段に言い換えてみると、
学習過程は各駅停車の東海道線で行くのに対し、自動化は新幹線に乗っていくようなものです。

自動化が起こると、考えなくても運動できます。試行錯誤していた自転車の運転ですが、コツを覚えると急に意識しなくても乗れるようになりますよね。
そして、忘れません。数年自転車に乗らなかったとしても、新たに覚えなおすことなく自転車に乗ることができます。

この忘れないということがポイントで、
逆をいうと一度覚えると、新たに動きを変えることが難しいということです。

箸の持ち方なんかクセになっている場合、なかなか正しい持ち方をおぼえなすには時間がかかります。
「組織化過程」つまり感覚情報を集め、そこから体をどのように使えばよいのか試行錯誤する過程が省かれているので、学習が進まないわけです。
ちなむと、手をどのように動かせばよいのか、どんな感覚がするのか、動きを一つひとつ確認していく「組織化過程」を働かせることで覚えなおすことができます。

新しくなにか動作を覚えるときは、動きにも気を付けたいですね。

お読みくださってありがとうございました。
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