四男がユニフォームを着る練習をしています。自分ひとりでも練習に行けるようにするためです。私自身も知らなかったのですが、ユニフォームにも着方があったんですね。ズボンがねじれてしまったり、ズボンの方向を間違えたり、チャックを閉め忘れたり…。失敗を重ねながら、でも確実に上達しています。
かっこよく着るのも大切 どうも、ゆーです。
スポーツは運動スキルも大切ですが、道具を大切にしたり、きちんとユニフォームを着るという基本的なことが大切だと思います。ほとんどスポーツをやったことがない私が言うのは説得力がないですけれども…。
さて、わが家では「叱らない子育て」を自ら実践しています。これによって、子どもを叱る頻度が激減したのはもちろん、子どもたちが自分で考えて行動することが増えました。
今回は、そんな我が家で実践している叱らない子育てのコツを5つご紹介します。
当たり前にできていることを認めよう
心理学者のアドラーは次のような名言を残しています。
人の行動は95%が正しい行動である。
心理学者 アルフレッド・アドラー
しかし、わたしたちは、当たり前だからと、それを無視してしまう。
わずか、5%しかない不の行動に着目してはいけない。
子育てをしていると、どうしても誤った行動や出来ていない事に着目して、叱ったり怒ったりしてしまいます。でも、それは子どもの行動のほんの一部です。
アドラーが言うように「今できている事」「当たり前にしていること」に着目して、それを認めてあげましょう。合わせて、今、○○すると気持ちがいいね、○○しているとうれしいよと行動と感情を繋げて認めてあげると効果的です。
叱らない子育ての基本は、95%のできている出来事に大人が目をむけることです。
子どもの変化に気がつき、それを認めよう
子どもが成長している、変化している部分に焦点を当てて、それを認めるという声掛けをします。
最近、○○ができるようになってきたね!
子どもの大人も、なりたい自分に向かって成長を続けています。その部分を認められた時、どんなにうれしいでしょうか。自分の頑張りを認められた瞬間、子どもの行動に対する意識やとらえ方が変化します。
自分の頑張っていることを認められると、自信がつきます。
自信がつくと主体的な行動が増え、また褒められることが増えるという良い循環を作り出すことができます。
子どもに振り回されないよう、親から行動・声掛けをしよう
子どもは時にわがままをいうこともあります。子どもの要求にそのまま答えていたらどのような関係になるでしょうか。子どもが主導権を握って、言いたい放題。やりたい放題になってしまいます。これはわがままだけでなく、例えば子どもが叩くという行動をとったときに、やめなさいという。泣けば、親が言うことを聞いてくれるというように、子どもが起こしたアクションに対して、大人が反応するという構造によって、子どもに主導権を握られています。子どもに振り回されて、怒る、叱る、反発するの負のループが出来上がってしまいます。
このようになるまえに、大人が主導権を握っておく関係を作ることが大切です。
なにかを依頼する(~してごらん・~しようね)
↓
できたらほめる、認める(~できたね、~してくれてうれしいよ)
子どもが甘えて抱っこを求めるまえに、こちらから抱きしめる。
この、何かを依頼する、できたら認めるという関係性がつくれるように、日々の生活のなかで声掛けをしていきます。あるいは、愛情の表現を大人から子供に対して行う。
こうすることで、大人の行動に対して子どもが反応するという構造が出来上がるので、叱らなくてもすむような関係性を作り上げることができるのです。
もちろん、子どもが甘えてきたときも、しっかりと子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。
子どもが悪いことをしたときは、説明してあげよう
子どもが誤った行動をとることは、当然あります。その時にちょっと一呼吸おいて考えます。
怒って叱っても、行動はかわらない
様々な文献をみても、激しく怒ったり、人格を否定するような叱り方は、逆に反発を招くとされていますから、怒っても効果がありません。
だから、どうしていけなかったのか、その結果どのようなことが起こりうるのかを具体的に説明します。また、その時に私がどう感じたのか、その感情を子供に伝えます。こうやって、子どもと一緒にその行動を振り返りながら、次同じようなことが起きたときにどうしたらよいのかの対処を一緒に考えます。もし、子どもにこたえがない場合は、大人が指導してあげるとよいでしょう。
急に道路に飛び出たら危ないよ。もしかしたら、車にひかれて死んでしまうかもしれない。そうなったらパパはとても悲しい気持ちになるよ。あなたの命が大切だから言っているんだよ。
次に道路を渡るときは、どうしたらよいとおもう?そうだね、手を挙げて、車が来ないかよく見てから渡ろうね。
あなたが子どもに伝えたいことはなんですか?
頭ごなしに叱る前に、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
そして、それをそのまま伝えましょう。
子ども同士のトラブルは橋渡しをしよう
子ども同士トラブルはつきものです。我が家は4人兄弟ですから、それはもう些細なことでケンカが始まることは日常茶飯事です。この時、親はどうしますか? 叱ってケンカを仲裁しますか?これも叱らないで済む対応方法があります。
本人の気持ちと相手の気持ちを言葉にして伝えてあげる。
あなたは○○と思ったんだね、○○したかったんだね。そういう時は、○○するといいよ。
お兄ちゃんがこうしたのは、○○という気持ちだったんだよ
叱ってケンカを仲裁しても、それが刺激となり逆効果になることもあります。冷静にお互いの話を聞いてから、それぞれにどのような気持だったのかを振り返る機会をつくりましょう。
大人が解決するのではなく、子ども同士をつなぐ役割をすることが大切です。
それでも、ケンカしてしまうのが、子どもです。根気よく、向き合っていきましょう。
まとめ
叱らないとは、つまり子どもの自主性を尊重して、行動の変化を見守るということです。誤った行動をとった時は、子どもが成長するための機会ですから、それを叱って終わらせてしまうと、ただただ不満や反発、あるいは恐怖といった感情だけだ印象に残ってしまいます。
子育てのチャンスを上手に活かすことが、叱らない子育ての目的です。
子どもが成長すると同時に、子どもが大人をそだててくれる機会ともいえますね。
私もまだまだ修行の身。一緒に子育てをしていきましょう!
お読みくださって、ありがとうございました。
コメント
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