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ADHDにも影響!? 午前中のほうが時間経過を早く感じるのには理由があった!

わが家の中学生たちは、お風呂のしたくなど自分ができることを積極的にやってくれます。
もちろん、感謝の気持ちは忘れずに伝えます。
親ではなく、自分で感じて、考えて行動する。これが大事ですね。

わたしの精神年齢よりも子どものほうが上 どうも、ゆーです。
親のわたしを超えて行け!!

さて、みなさん。午前中と午後だと時間の進み方が違う感じがしませんか?
午前中のほうが時間の進みが早く、もうおひるごはんの時間じゃん!とか、午後だとまだ3時かぁとかおもったりしたことありませんか?

これには、明確な理由が存在していたのです。

今から話をするのは、体内時計と時間の体感についてです。

体内時計には2つの種類があります。
ひとつは、一日全体の体内時計の概日(がいじつ)ペースメーカー およそ一日25時間のリズム。
そして、もうひとつが「インターバルタイマー」と呼ばれる体内時計です。

たとえば、心の中で10秒数えて~とかストップウォッチ10秒ぴったりゲームみたいにして、遊ぶことができますね。体育が苦手な私にとって、唯一楽しい時間がストップウォッチで遊ぶことでした。
比較的短い時間を測定するための体内時計が「インターバルタイマー」です。

この「インターバルタイマー」は、無意識化でわたしたちの生活、運動、精神活動など様々なものに関与していると考えられており、積極的に行動のタイミンクや間合いをとり 、環境ヘ適応するために重要な役割を果たしていると言われています。
たとえば、重要な要件を伝えるときは「ゆっくり」しゃべるとか、タイミングを見計らう、とか。あるいは、10分時間があったら何ができるのかといった、時間的な見積もりをするためにインターバルタイマーを使っています。

驚くことに、インターバルタイマーは一日のリズムの影響を受けて、遅くなったり早くなったりするのです。
ある実験では、午前中、午後、夕方、夜の4回に分けて、秒針の見えないタイマーで10秒測定をしました。すると、午前中がもっとも遅く測定され、午後、夕方になるにつれて、徐々に早くなっていくという結果がでました。

つまり、インターバルタイマーの時間が午前中は遅く、午後にかけて徐々に早くなっていくのです。
すると、どういくことが起きるのでしょうか?

黄色は実際の経過時間です。図のひと枠が10秒です。6枠ありますから、60秒(1分)になります。
青色ほうは、インターバルタイマーが遅い人、ここではわかりやすく15秒を10秒と感じていると仮定します。
オレンジ色は、インターバルタイマーが早い人、ここではわかりやすく5秒を10秒と感じていると仮定します。
青色、オレンジ色のそれぞれが感じる10秒を一つの枠で示しています。つまり、6つの枠がありますので、それぞれが感じる60秒と実際の経過時間を比較しています。
青いほうのインターバルタイマーが遅い人は、自分が60秒(1分)と感じているのに、実際の経過時間は90秒(1分半)です。なので、
「1分だと思っていたのに、1分半も進んでる。時間がたつのが早いな」
と感じます。

オレンジ色のほうのンターバルタイマーが早い人は、自分が60秒(1分)と感じているのに、実際の経過時間は30秒です。なので、
「1分とおもっていたのに、まだ30秒?時間の経過がおそいなぁ」と感じます。

インターバルタイマーが遅い午前中は、時間がたつのが早く感じ、インターバルタイマーが早くなる午後は時間がたつのが遅く感じる。

これが理由です。

ちなみに、人が感じる時間の感じ方はそれぞれ違います。この主観的な時間の感じ方を「心理的時間」といいます。

この「心理的時間(時間の感じ方)」は気分、心理状況、高次脳に影響されますが、インターバルタイマーは生物にそなわった体内時計のため、心理状況や気分には左右されず、一日のリズム(概日リズム)の影響をうけて変化しています。
最近では、ドパミンの分泌によってインターバルタイマーの速度は調整されているとも考えられています。
ADHDのお子さんは、はやい体内時計で動いているという説もあります。
このインターバルタイマーを遊びながら調整していくことで、生活面や精神活動、行動にも大きく影響してくるかもしれませんね。
お読みくださってありがとうございました。
引用文献
栗山健一:ヒトの時間認知~概日ペースメーカーとインターパルタイマー~.時間生物学 Vol.l O,No.2 (2004).pp1-pp6
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