もうすぐ3男の誕生日。プレゼントは何にしようか、ワクワクしています。
ちなみに、3男は我慢ができる子です。ほしいゲームが発売前だった場合、それまで待つことができます。
誕生日だからすぐに手に入れるものを買うのではなく、ちゃんとほしいものを決めてまつことができるんですね。
わたしも、みならいたい! どうも、ゆーです。
わたしはすぐに欲しくなっちゃいます。ダメですね。我慢しないと…。
さて、今回は「人の立場になる」ということを少し解説していきたいと思います。
コミュニケーションは人間が社会生活をおくるうえで大変重要です。
それは言語、非言語に関わらず、コミュニケーションとは対人との関わり合いですから、これが何らかの原因でうまくいかないと、コミュニケーション障がいとなるわけです。
相手の気持ちや行動を、相手の立場にたって考えることで、その行動の理由を理解したり、あるいは予測して行動することが可能となります。
これを考えるうえで、有名な実験を紹介します。サリー・アン課題といいます。
このアニメーションをみてください。
ピンクちゃんの立場にたってかんがえてみましょう。
答えは出ましたか?
そう、ピンクちゃんはかごを探しますよね。
だって、ピンクちゃんはいなくなる前にかごにいれるのを見ているんですから。当然、そのあとの箱に隠したことは知りません。ですから、自分が最後にボールをみたかご中をさがしますよね。
これを「誤信念」と呼びます。
定型発達のお子さんは3~5歳くらいで、この他者の誤信念にもとづいた解答ができると言われています。しかし、自閉症のお子さんは。定型の約2倍の言語年齢に達するまでこれに正答できないそうです。
こういったことも一つの要因として、コミュニケーションの障害というか苦手さが表れてきます。
自閉症のひとがどのように思考しているのか、なにが苦手なのか、私たちが自閉症の方々の立場に立って理解する事で、すこしでも寄り添えるんではないかなと私は思います。
お読みくださってありがとうございました。
・Baron-Cohen S. Autism: The Empathizing-Systemizing (E-S) Theory. Annals of the New York Academy of Sciences 2009.1156:pp68-pp80
・Happe FGE. The Role of Age and Verval Ability in the Theory of mind task performance of subjects with Atism.Chid Dev 66.pp843-855.1995
・丹治和世:成人発達障害のコミュニケーション障がい.Japanese Journal of Neuropsy chology37.pp37-pp97.2021
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