「うちのこ、計画性がなくて…どうしたらよいのかしら」
「形の把握、図形の把握。どうやって伸ばしたらいい?」
子どものリハビリを専門に行うセラピストが、おもちゃを解説します。
遊びを楽しみながら能力をのばすことが、子どもの神経の芽生えを伸ばす最もよい方法
今回解説するおもちゃはこちら
計画性と創造性を育てる:ギアブロック
遊び方はコチラ
ブロックに歯車をセットして、自由に歯車を回転させて遊ぶおもちゃです。組み立てても楽しいし、自分が繋げた歯車が見事にかみ合って回ったときは、大きな達成感を得ることができます。
どんなリハビリの効果がありますか?
期待できるおもちゃの効果は以下の通りです。
・手先の動き、目と手の協調運動を促す
・自由に組み立てる想像力を促す
・大きさやギアの形を把握してつなげる数学的思考を養う。
・計画的な思考、論理的思考を養う。
手先の動き、目と手の協調運動を促す
このおもちゃを遊ぶことで、子供たちは手先の動きと目と手の協調運動を促すことができます。例えば、小さな歯車を持って正確に穴に差し込むために、手先を細かく動かす必要があります。また、歯車を回転させるために手で押さえながら回す必要があるため、目と手を同時に使うことで協調運動を養うことができます。
自由に組み立てる想像力を促す
このおもちゃは、自分で自由に組み立てることができるため、子供たちの想像力を促します。例えば、最初は単純なつながりから始めて、自分で考えたアイデアを実現するために様々な組み合わせを試みることができます。
大きさやギアの形を把握してつなげる数学的思考を養う
このおもちゃは、歯車の大きさや形によって回転数が変化することから、数学的思考力を養うことができます。例えば、大きい歯車と小さい歯車をつなげた場合、大きい歯車の回転数が小さい歯車の回転数よりも少なくなることを理解し、その原理に基づいてつなげ方を考えることができます。
計画的な思考、論理的思考を養う
このおもちゃを遊ぶことで、子供たちは計画的な思考や論理的思考を養うことができます。例えば、最終的な目標となるシーソーを回すために、どのような歯車をどこにつなげればよいかを計画的に考えることが必要です。また、試行錯誤を通じて、失敗した場合にどこを修正するべきかを判断する力も身につけることができます。
ある課題や問題にむかって、計画を立てて実行する。これは、遂行能力という脳の総合力を意味します。ギアブロックを通じて、遂行能力をグンと高めることができるのです。
まとめ
トライ&エラー(試行錯誤)を楽しむことができます。失敗しても痛くも痒くもないため、子供たちは自由に失敗し、何度でもやり直すことができます。そして、成功したときの達成感を味わうことができます。
このように、子供たちにとって多くの利益をもたらす知育玩具であり、遊びながら楽しく学ぶことができる値段以上に価値のあるおもちゃです。
コメント