merry Xmas!!🎄
サンタさんは、良い子のところにあらわれるでしょうか?
私は良い子にしていました。 どうも、ゆーです。
今回の記事はクリスマスにアップしていますが、お正月に関する記事です。
さきにアップした英語記事の日本語版になります。
日本でお正月に遊ばれることが多い伝統的な遊びを分析してみました。
むかしから遊ばれている遊びを紐解いてみると、結構奥が深いです。
では、どうぞ。
ふくわらい
日本古来の面などの輪郭を描いた紙の上に、目や鼻、口などの顔の部品を散らします。プレイヤーは目隠しをして、それを適当な位置に置いて顔を完成させます。
それはとても奇妙で滑稽な表情を作り出します。人々はこの表情を見て笑いあい、幸せな一年の幕開けを迎えるのです。
ふくわらいから得られる効果 3つのポイント
・自分自身と紙との距離感をつかむための、空間認識能力を高めることができます。
・頭の中で完成図をイメージする想像力を養うことができます。
・自分がイメージした通りに体を動かす運動イメージを養うことができます。
完成した表情が面白いと感じるのは、あなたが顔のパーツの配置を知っているからです。目の位置、鼻の位置、口の位置などをフレームの適切な場におくため、あなたは自分とフレームの距離感をつかまなければなりません。また、あなたの手の長さ、手の動きや力加減から距離を把握し、運動をイメージします。その時に、自分自身と空間との関係性が生まれるのです。
目隠しによって、あなたの視覚は遮断されます。そうすることによって、さらに自分自身の感覚に集中することができます。
目隠しで自分の体を操作するということがポイントですね!
すごろく
サイコロを振って、出た数だけ升目にある駒を進めてゴールを目指すボードゲームの一つです。最古のボードゲームと呼ばれるバックギャモンを起源にもつすごろくと、升目に絵や文字が書かれた絵すごろくがあります。
日本でも昔から遊ばれていました。日本の正月に遊ばれる定番のボードゲームです。
すごろくから得られる効果 3つのポイント
・数字や数の概念を覚えることができる
・文字が書かれている場合は、その文字の読み解く能力を養うことができる
・数学的思考や論理的思考を養うことができる
さいころの出た数を使って遊ぶことで、数字を覚えたり、数の概念を学ぶことができます。絵すごろくには絵のほかに、指示が書いてある場合があります。それを読み解くことで、文字を読む練習をすることができます。自分で読んでも良いですし、読んでもらってそれに従うということで、聞く力を促すことができます。
効率よくゲームに勝つにはどのようにしたらよいでしょうか。数学的思考や論理的思考を使って進むべき升目を考える必要があります。もちろん、運も重要な要素です。
カルタ
これはカードを使った室内遊具の一つです。日本の正月によく遊ばれます。
カルタには文字が書かれた札とイラストが描かれた札があります。読む人とカードを取る人に分かれます。読む人は札に書かれた文章を読み上げます。読まれた文章に合うイラストのカードをばらまかれたカードの中から見つけます。一番早く見つけたプレイヤーがカードをもらうことができます。一番多くカードを獲得したプレイヤーが勝利となります。
カルタという言葉はポルトガル語とされており、語源は日本語ではありません。
カルタから得られる効果 4つのポイント
・文字や文章を読むトレーニング
・文章を聞くこと、つまり聴覚のトレーニング
・聴覚と記憶のマッチングのトレーニング
・聴覚と視覚のマッチングのトレーニング
文章を読むことや聞くことのトレーニングに最適です。また、記憶力や判断力を養うことができます。認知機能トレーニングとして、大人から子供まで楽しむことができるカードゲームです。
特に、相手の話を聞くということが重要なゲームですから、聞く力を養うトレーニングに最適です。
独楽(こま)
独楽は古くから世界各地で遊ばれており、日本でも遊ばれていました。日本のお正月に独楽を回す理由の一つとしては次のような説があります。
独楽を回すの回すという言葉は一つは回転を現す、もうひとつは物事がうまくいく様子を表現するときに使います。お金が世の中に出回る、物事がうまくいくことを、独楽が回る様子でたとえたのです。
正月に独楽を回すことは、日本では縁起の良いこととされています。
独楽から得られる効果 4つのポイント
・体の協調的な運動や力の強弱を促すことができます。
・ボディイメージや運動のイメージを促します。
・成功するまで何度もチャレンジする気持ちをそだてることができます。
・視覚的な変化を楽しむことができる
指でつまんでひねる独楽は、こまを回す時、あなたは細かい指の動きや力加減をイメージしなければなりません。また、勢いよく独楽を指で回すための力を必要とします。
紐で回す独楽は、紐の巻き方をまず学ばなければなりません。そして、回し方についても何度も練習しなければなりません。成功した時の達成感や挑戦する気持ちを育むことができます。
独楽には模様があって、回転する様子を見ているだけでも、その色の変化など、見飽きないものがある。
視覚が優位な自閉症の子供は好きかもしれないですね。
凧あげ
凧は木で枠組みを作り、そこに布や紙を張り付けて糸を付けます。糸をけん引して揚力を起こし、空中に飛揚させます。
日本の正月で遊ぶ遊具の一つです。正月遊びとしての凧揚げには意味があります。凧を空高く上げる事で、男の子の健康・成長を願う意味があります。
凧あげから得られる効果 3つのポイント。
・全身の運動のトレーニング(特に足の運動になります)
・糸から伝わってくる凧の感覚を読み取ることは、手の感覚を養うのに役立ちます。
・凧を作ることは、細かい手先の動きのトレーニングになります。
凧を飛揚させるために、勢いよく走らなければなりません。この時に足の筋肉をたくさん使います。もちろん、体力も必要になります。
また、手は糸の感覚を感じなければなりません。凧から伝わる繊細な感覚を使って、凧をコントロールするのです。
さらに凧を作るためには、道具を使ったり、細かい手先の動きが重要となります。これらの活動を通じて、手先の運動機能や手の感覚をトレーニングすることができます。
羽根つき
羽根つきは日本の正月に行われてきた伝統的な遊戯のひとつです。ムクロジの種に羽を付けた玉を、羽子板で打ちあう遊戯です。
ムクロジを漢字で表記すると「無患子」、子どもが病気にならないという意味を持ちます。従って、日本の正月では縁起の良いものとされ、特に女の子に対する、健康であることの願いが込められています。
羽根つきから得られる効果 3つのポイント
・全身の運動トレーニング
・羽付きの玉を見て、的確に打ち返すための体のイメージや運動イメージを促します。
・注意力や判断力などの認知機能を養うことができます。
羽根つきの玉を的確に打ち返すためには、玉の軌道を予測する必要があります。その予測に対して、自分の体を適切に動かすことで、運動イメージを養うことができます。
また、目で玉を見続けなければなりません。それには集中力が必要です。加えて、あなたは玉の軌道を予測したのち、瞬時に手を動かす判断をしなければなりません。
運動機能だけでなく、これら認知機能も合わせてトレーニングすることができます。
羽根つきは、バドミントンに似ているので、伝統的な日本のバドミントンと訳されています。
家族で楽しむことができるおもちゃ
これら日本の伝統的なおもちゃに共通している特徴は、
家族で楽しむことができるおもちゃです。
幅広い世代で遊ばれてきたおもちゃですから、親子で遊ぶことができます。また、おじいさんやおばあさんと一緒に遊ぶこともできます。お父さんやお母さんが子どもに遊びを教えても良いでしょう。
これらおもちゃを遊ぶことを通じて、家族のコミュニケーションを促すことができます。
世代を超えて、共通の話題でコミュニケーションをとることができる重要なツールになります。
まとめ
子どもたちは様々な種類の遊びから、成長に必要な運動機能および認知機能を学習していきます。
なぜ遊びが効果的なのでしょうか?
その答えは「楽しさ」です。楽しいというポジティブな感性は、脳にとても良い影響を与えます。脳細胞の発達をよりよく促す効果があるのです。小児のリハビリテーションにとって、遊びはトレーニングツールの一つです。
お正月は、親子でたくさん遊びましょう!
読んでくれてありがとうございました。
引用・参考
各遊びの解説出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イラスト:いらすとや(https://www.irasutoya.com/)
英語でお正月あそびをなんていう?(https://eigodekore.com/new-year-playing/)
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