まずはここから!小児リハを学ぶコラム:あなたの子育てをアップデート

【本当に変わる!】学習教材の効果を倍にする、ヒミツのポイント

学習教材,使い方,発達障害,小児リハ まずはここから!小児リハを学ぶ

 ひたすら線を引っ張り続けても、

 いざ「文字」を書こうとするとうまくいかない。。。

 文字をじょうずにおぼえることができず、いつまでもかけない。

 こんなことありませんか?

 これを解決するためには、なぞり書きをじょうずに活用するポイントがあるんです。

 これを読めば「効果が倍増!!」

ことばと手の動きをむすびつける

 このような「なぞり書き」  ただなぞるだけじゃもったいない!

なぞり書き,学習教材,発達障害

・「よこ」 「たて」 「ななめ」など
 方向を示すことばと、手の動きを結び付けてあげよう

 あたりまえって?

 そう、当たり前のことだからこそ、とっても大事なのです。

 「よこ」や「たて」だけではありません。くるっとまわるところは「くるりんぱ」

 子どもが理解しやすいことばに置き換えて、運動の方向を言ってあげるのです。

文字を練習するとき効果を発揮する!

 文字は「線」や「曲線」の組み合わせで作られています。

 たとえば

 「あ」…よこ ななめ くるりんぱ

 「い」…ななめ ななめ

 文字を学習するときに、どの方向に手を動かせばよいのかを教えるのですが、そのときになぞり書きで練習した「ことばと手の動き」が活きてくるのです。

 手の動きをイメージ出来れば、「音(読み)」から形をイメージすることもしやすくなります。

 文字の「形」「手の動き」「音(読み)」 これが合わさった時に、きちんと文字を覚えることができます。

 ただ、なぞり書きをするのではなく、動きを言葉にして伝えて練習しましょう!

 

難しいなあと感じたら

 市販で売られている学習教材や、よいと言われて使った無料教材

 うちの子には、ちょっと難しいかも…

 先日ツイッターをみていたら、こんな悩みをつぶやく方がいました。

 でも、大丈夫! 

 難易度が合わないときに、、、

 私が子どものリハビリで実践しているヒミツのポイント教えます!

・課題のほとんどを大人がやってもいい。

 さいごの部分だけ、子どもにやってもらう

え? そんなこと? カンタンじゃん!

そう簡単です。でも、大人は子どもに頑張ってもらいたい。

その気持ちによって「子どもに全部がんばらせよう」としてしまうんです。

子どもの成長に難易度があっていない場合、じょうずにできなくてすぐに飽きてしまいます。

そればかりか、「じょうずにできない」というネガティブな気持ちが、「いやだ」「つまらない」という気持ちを生み出してしまいます。

 難しい課題ならば、まずは

「達成感」や「できた!」という気持ちを作ることが大事。

 そのためには、大人の手助けが必要です。ほとんどを大人がやってしまってもかまいません。

 最後の最後の、ほんのちょびっとを子どもがやる

 そうして、できたことをほめてあげましょう。


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道具を工夫して効果倍増!

 学習教材やプリントの効果を高めるさらなるポイント!

 それは

子どもにあった道具を活用すること!

 私が子どものリハビリで学習教材を行うときも、道具にはこだわります。

 たとえば、じょうずに鉛筆が持てないとします。

 するとどういったことがおきるでしょうか?

 課題や教材に集中してほしいのに、鉛筆を持つ手ばかり気になってしまいます。

 上手に持つための「手」に注意がもってかれてしまい、せっかくの教材がもつ効果が薄れてしまうのです。

・持ちやすいえんぴつ

・持ちやすくするための補助具

 道具にこだわるには、ちゃんと理由があるんです。

 どんな鉛筆がよいのでしょう? 

 私が使っている道具を紹介します! 

リハビリで愛用! 三角えんぴつ

 三角形の形状は、鉛筆をもつ自然な手指の形をつくるのに役立ちます。さらに、この鉛筆はすべり止めの加工が施されており、持ちやすさがアップしています。
 他にも三角形の鉛筆はいくつかありますので、お子さんにあったものを購入するのが良いでしょう。

鉛筆を持つ手を助ける補助具 ゴムQ Qリング8+

 このリングは鉛筆やものを指で挟み込むのが苦手であったり、指の動きが出にくいお子さんにとって、適切な位置にえんぴつを固定させておくことができます。 
 鉛筆をもつ手の動きを再現し、筆圧のコントロールをしやすくします。
 実は、鉛筆以外にもマジックや歯ブラシ、スプーンなどいろいろなものを手に固定するためにも使うことができます。

持ち方を補助する グリップ

 人差し指を差し込むタイプのグリップ。

 鉛筆を持つときの手指の形を自然にアシストし、持ち方の練習や筆圧のコントロールに役立ちます。
 値段も比較的安価なので、いくつかの鉛筆に着けておくことができますね。
 形も蝶々みたいな見た目でかわいいです。

 口コミを見てみると、筆圧が変化した、持ち方を修正するために購入したなどの高評価が聞かれています。また、鉛筆だけでなくシャープペンにもつけられるようです。


【もっと知りたい】小児リハビリのプロがすすめる文房具 14選

まとめ

 子どものリハビリでも学習教材はよく使います。

 でも、その使い方にプラスアルファ、工夫をしてあげることで、その教材が持っている効果をぐーんと高めることができます。

 こどもにとって、楽しい、うれしいと思えるように教材を活用しましょう!!

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