まずはここから!小児リハを学ぶコラム:あなたの子育てをアップデート

【悩み解決】発達障害、子育て。読むペアレントトレーニング

発達障害,ペアレントトレーニング,悩み解決,育て方 まずはここから!小児リハを学ぶ

 

あなたがこれを読んでいるということは、きっと子育てや発達障害の子どもに悩んでいるからでしょう。

 ・どうやって育てればいいのかわからない

 ・どうしてそんなことをするのか、子どもの行動が理解できない

 ・よりよく育てるためにはどんなことをしたらよいのかわからない

当ブログでは発達障害や子育てに役立つ医学知識、科学的視点から記事を書いています。たくさん記事があるので、どの記事をよめばいいのかを紹介します。つまり、羅針盤です。

 読み進めていくうちに、もっと詳しく知りたい

 そんなときは、リンクの記事に進んでみてください。

 もしかすると、悩みを解決するヒントがあるかもしれません。

子育てはいつだってやり直せる

 「子育ては いつだって やりなおせる」

 それは、子どもがおとなになってもです。
 子どもにとって良い影響は、親から与えることができます。

 この言葉には、言葉には、子育てが完璧である必要はなく、常に改善し続けることができるという希望と可能性が込められています。

 親が変われば、子どもも変わります。親が子供に対して、愛情や尊重、責任感を持って接することで、子供の健康的な発達を促すことができます。また、親が子供とコミュニケーションをとり、関係を築くことで、子供は自己肯定感や社会性を発達させることができます。

 子育てに教科書はありません。だからこそ、色々と試して実践してみましょう。

「よいところを伸ばしましょう」の本当の意味

 子育てや発達障害のセミナーなどで

「良いところを伸ばしましょう」と言われます。

 この本当の意味をご存知ですか?

 良いところ=うれしい、楽しいと感じるポジティブな感性が生まれるところ

 うれしい、楽しいという感性が「脳の芽生え」を大きく伸ばすのです。

 いわば、脳の発達を促すために「良いところ」を伸ばすことが大切になってくるのです。

「褒め」の効果をバツグンに高める「認める」という行動

 ペアレントトレーニングなどで、よく言われるのが

「たくさん ほめてあげましょう」

 「褒め」は子どもにとって、とっても嬉しい行動のひとつです。

 でも…いつも褒められ続けたらどうなりますか?

 ほめることに慣れて、褒めの効果が徐々に薄れていきます。

 「褒めましょう」の本当の意味は「あなたを見ているよ」というメッセージを子どもに伝えること

 と、私は解釈しています。だから・・・

「褒める」よりも、「認める」という日々の声掛け

当たり前にできている事、子どもがいまやっていることに関心をもって、そのまま声に出してあげましょう。

 これによって「子どもの聞く耳」をつくることができます。

 これによって、ここぞというときに「褒め」の効果が劇的にあがります。

でも「褒めれない」…叱りすぎてしまう

 「褒めることがない」

 「どうしても、叱りすぎてしまう」

 気持ちはとっても良くわかります。ネガティブなことばかりに目がいってしまう。

 でも、ちょっと冷静になって客観的になってみましょう

叱りすぎは、反発を招く可能性が高い

 反発を招いて、それに対してまた叱る

 これではいつまでたっても悪循環のままです。

無理やりでも褒める場面を作る

親から「なにか依頼を出して」それに子どもが応える

 この構造をつくりだすことによって、褒める場面をいくらでも作り出すことができます。

 まずは、そこからスタートです。

 一度ふんばって叱らない子育てを実行してみましょう ↓↓

「叱る」ボーダーラインをきちんと決めておきましょう

 どうしても叱らなければならないときは、当然あります!

 この時に子どもがこまってしまうのは 

昨日はダメ 今日は良い

母はダメ 父は良い

 基準があいまいなこと

 この曖昧さは子どもに混乱を与えてしまいます。

 親子間や夫婦間で、叱るべきところのボーダーをきちんと決めておきましょう。

 どんな時に叱ったり、制限をかけたらよいのでしょうか?

 どんな声掛けが良いのでしょうか?

 その制限のかけ方についてはさらに詳しく読むことができます ↓ ↓

望ましくない行動をとったときの叱り方

子どもが「望ましくない行動」や「してほしくない行動」をとったとき、あなたはどう対応しますか?

 なんらかのペナルティをかしますか?

 結論から言えば、「ペナルティ」を与えても、その意味が伝わっていないと、同じことを繰り返します。むしろ、ペナルティの部分だけが子どもには残ってしまい、逆に反発を招く可能性もあるということ。

 子育てでも、発達障害を持つ子どもと接するときも「ペナルティ」は必要ありません。

 私自身、子育てのなかで「ペナルティ」は一切与えません。そのかわり、どうしていけなかったのかをきちんと「説明」します。

 ペナルティの真意は何でしょう?

 それは「子どもにダメだということをわかってもらう」ためです。

 だとすれば、子どもが理解できるように、丁寧に説明してあげることが最優先なのです。

それでも「困らせる行動」をやめない子どもたち

 大人を困らせるような行動をとる子どもたち

 それにはいくつか理由があります。

・大人の注目をあつめたい、注目してほしい

・コミュニケーションを取りたいが、その正しい取り方がわからない

・困らせる行動をとって大人の反応を楽しんでいる

・大人をコントロールすることで、自分の気持ちを満たしている

 行動には必ず理由があります。それがどのような理由から行動がおきているのかを見抜くのは、とても難しいため、必要に応じて専門家の意見を取り入れましょう。

ここでは上記に挙げたパターンのポイントと対応方法をまとめます

大人の注目を集めたい

 例えば、親が自分以外のだれかと話をしている場面で、しつこく話しかけてくる

 自分を見てほしいときに「大声をだす」 「いたずらをする」

 子どもがこういった行動をとれば、親は自然に子どもに対応せざるをえません。

 ○対応方法
 普段行っていること、できている事をきちんと認める声掛けを、日ごろから行ってあげましょう
 「きちんとあなたをみているよ」というメッセージを伝えていきます。

 また、良い行動が見られた時には、積極的に「声掛け」をしましょう。それが親としては「当たりまえの行動」だとしてもです。

 良いことで注目を浴びるという経験を積んでいくことで「悪いことで注目」→「良いことで注目」という意識の変化をもたらします。

コミュニケーションを取りたいが、その正しい取り方がわからない

 相手に話しかけたいけど、どうしたらよいのかわからない

 「相手をたたく」「大声を出す」ことで、相手が反応してくれるのを期待するのです。

 ○対応方法
 相手に話しかけたいときはどうしたらよいのかを具体的に教えてあげましょう。
 よくない行動が出たときに、「こういうときは、こうしたらよいんだよ」とおてほんを示してあげます。

 そして、普段の生活から「大人」がこうしたコミュニケーションの方法をやって見せるのです。子どもに話しかけるときも、おてほんとなるような行動をとることで、子どもはそれを見て学習していきます。

困らせる行動をとって大人の反応を楽しんでいる

 「いたずら」や「困らせる行動」をとった後に、子どもは大人の反応を待っています。

 大人が反応を示すと「笑ったり、面白がったり」する様子がみられます。

 ○対応方法
 大人が過度に反応するのを見て、ひとつの遊びとしている可能性が高いので、できる限り「ノーリアクション」で淡々と対応します。

 「たのしくない」とわかれば、子どもは行動をとることが少なくなってきます。

 子どもが楽しめる遊びを一緒にすることも大切です。

大人をコントロールすることで、自分の気持ちを満たしている

 例えば思うようにおもちゃで遊べない、やりたいことがあるけれどうまくできない
 そんな自分で世界をコントロールすることが難しい子どもは、その気持ちを満たすために「大人をコントロール」します。

 とくに目立って「困らせるような行動」をとることが多くなる傾向があります

○対応方法
 べつにそんなことしても困りませんよ という明確な態度を示します。あまりリアクションをせずに、冷静に声掛けをしていきます。

 たとえば、

 ・水遊びをして床をびしょ濡れにしたら「水遊びはおふろでやろう」と良い方法をサッと伝えて、あとはもくもくと片づけます。

 ・叩いたりしてきたら「そんなことをしたら痛いよ」と、これもサッと伝えて流します。

 ・床にいたずら書きをしたら「床は書くところじゃないよ」、人を叱るよりも物に注目させて声掛けをします。

 無視をするよりも、行動に対して「声掛け」をサッと行うことで、コントロールできないという態度を示していきます。

 そして、できる事を認め、楽しめる遊びを一緒に行うことが重要。上手にできないときは、大人がしっかりと手伝ってあげて成功体験を増やし、子どもの気持ちを満たしてあげましょう

 どんなことができるのか、どんなあそびが良いのかが分からないときは、「専門家」の意見を取り入れましょう。

「言われたことをやる」だけでは、自主性は育たない

保育園、幼稚園、そして学校

 ちょっと言い方が悪いですが、「言われたことに従う」

 この経験の積み重ねによって、子どもたちは「言われたことはできる」

 でも、自分自身で考えて行動をするという経験が非常に少なく感じます。

 自主性を高めるためにはどうしたらよいでしょうか?

 子どもが自分でしたいという行動を見守ってみましょう。

 興味をもった活動は積極的に行いましょう。

 そして、もっと大事なことが・・・

・親のしつけの方法が、こどもの自主性を高める

もっとしりたい人はここに詳しく↓↓

暴力、暴言がひどくて困ってしまう

 暴力や暴言は、時に「命の危険」にもつながるとても重大な行動です。

 「怒る」という感情は、人間なら誰しもが抱く感情です。それ自体が決して悪いわけではありません。その感情と上手に向き合うことが大切になってきます。

 そして、暴言・暴力には子どもなりの理由があります

・自分を見てほしい、かまってほしい

・学校や勉強のストレスでイライラするが、その出し方がわからない

・睡眠不足など生活習慣が乱れている

 子どもは自分の「感情」に対してまだ適切に表現する手段や言葉をもっていないときがあります、

 対応としては次のようなことがあげられます。

・イライラする気持ちが出たら
ぐっと息をしよう、ポンと膝を叩こう、手を振ろうとなど、
一旦考える行動を教えて、実際にやってもらう

・してほしい行動をそのまま伝える

・感情の理解ができていない場合は、その気持ちを大人が代弁してあげる

・落ち着くための場所を用意する(静かな環境など感覚の特徴に合わせて)

・してよい活動、落ち着いて出来る活動が安心して出来る場所を用意する

さらに詳しく知りたい↓↓
【解説】乱暴をする、暴言をいう、いうことを聞かないお子さんへの対応 5選

親子関係が暴力につながる可能性も…

 親子の関係性が家庭内暴力のひとつの要因と考えられている場合があります。どのような親子関係なのでしょうか?

・父性の欠如と母親の過保護・過干渉という偏り

・過度な放任主義

・母と子の間に閉塞的で密着した関係性

・母と子のお互いに依存した状態

 しつけの仕方や親子関係によっては、強い反発を招くことがあります。

 しつけの方法と性格について、もっと知りたい人はコチラ↓↓

家庭内暴力が起きた時

 もしも家庭内暴力が起きてしまった場合は、すぐ以下のような対応が必要です。

・ケガや命に関わる危険もあるため、暴力の対象となった人は、一時的に離れましょう。

・子ども(本人)を追い詰めているストレスの原因を探しましょう。

・子どもの話を、否定せずにしっかりと聞きましょう。

・子ども(本人)が自分の思いを素直に語ることができるように、相談場所や相談できる人を探しましょう。

 この状態になると、ひとりで解決するのは難しくなります。

「親」だけで悩まずに、きちんと専門機関や専門家に相談をしましょう!

発達障害の診断をうけるべきか…?

 発達障害の診断をうけるタイミングは人それぞれです。

 あなたが「診断をうけたい」「支援を受けたい」と思ったタイミングがその時です。

 まさに、これを読んでいる今かもしれません。

 診断をうけるメリット、デメリットはコチラをご覧ください。

まとめ

 子育てやしつけに関する文献を数多く読んでいますが、共通点が非常に多く、記事にまとめると同じような内容が何回も出てきます。

・良いところを認める、伸ばす

・子どもの気持ちに寄り添う、理解する

 自主性を育てるために、子育てにとって大切なことであるといえます。

 子どものリハビリでも、子育てでも接し方や育て方は同じなのです。

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