子どもの病院受診に同行しました。次男が最近、急に立ち上がった後に倒れることがあったため、詳細な検査をしてもらいました。結果は「起立性低血圧」急な姿勢変化によって血圧が変化し、一時的に脳に栄養が行かなくなって失神していたようです。急激に身長が伸びたときなど、体の成長に自律神経の成長が追いつかないときにも起こりやすいようです。成長が進むと収まります。
なにはともあれ、大きな病気がなくて良かった。
健康が一番の財産です どうも、ゆーです。
健康に過ごせることが一番です。ほんとうに、その一言につきます。
さて、あなたは文房具はお好きですか?
色々なアイデア文房具があって、とても面白いですよね。
子どもにとって、文房具は学習に使う重要な道具の一つです。この文房具がうまく使いこなせなくて、失敗体験をしてしまう。うまくできないと、楽しくない。ゆえに学習が進みにくい。
負のスパイラルが作られてしまいます。
そこで、今回は障害によって手が使いにくい、または手先が不器用なお子さんにも使いやすい道具の紹介とアイデア文房具の紹介をしたいと思います。
お子さんの「できた!!」という実感と出来る自分に気がつくことで、「自信」が育っていくことを願っています。
ゴムQシリーズ
便利な文房具を紹介するうえで、このゴムQシリーズは非常に使い勝手がよい商品です。理由は明確!じつは、療法士が開発した商品なのでかゆいところに手が届くものなのです。シリコンという素材でできているので、程よい弾力があり、小さい子や障害があっても安心して使うことができます。
デメリットとしては、どの商品も値段がやや高いということです。
ですが、お子さんが自信をもって学業に取り組むことができるきっかけになるのであれば、投資しても良い金額かもしれません!
滑らない15cm定規 ゴムQ Qスケール15
手指の力が弱い、一定の力で抑えるのが難しいお子さんにとって、定規を指で押さえ続けることは至難です。これを解消するために、この定規はあります。
ズレにくいので、作業もしやすく、効率もアップ。上手に線を引くことが実感できます
枠の中で文字が書ける! ゴムQ Qフレーム
字が大きくなってしまう、小さすぎる、あるいは形のバランスが悪い、目に入ってくる情報が多すぎて集中できない。
こういったお子さんのため、字を上手に書くことを補助する商品です。枠組みがあることで、漢字の配置や距離感を整えやすくなり、また情報が制限されることで、今書いている字に注目をあつめやすくなります。
お子さんの年齢に合わせて、いくつかサイズが用意されています。
鉛筆を持つ手を補助するゴムQ Qリング8+
鉛筆やものを指で挟み込むのが苦手であったり、指の動きが出にくいお子さんにとって、このリングを使うことで、適切な位置にえんぴつを固定させておくことができます。
鉛筆をもつ手の動きを再現し、筆圧のコントロールをしやすくします。
実は、鉛筆以外にもマジックや歯ブラシ、スプーンなどいろいろなものを手に固定するためにも使うことができます。
コンパスの持ち手を補助する ゴムQ Qコンパス
コンパスはトップ(持ちて)を指でつまみながらねじって回転させることで円をはじめとした図形を描く道具です。
このつまんで回すことが苦手なお子さんには、使いにくいですよね。
そのトップの部を大きくすることで使いやすくする商品です。
次に、すこし不器用なお子さんにも使いやすいと思うアイデア文房具をご紹介します。
もちやすいえんぴつとグリップ
しっかりもてるかきかた 三角軸 トンボ鉛筆
三角形の形状は、鉛筆をもつ自然な手指の形をつくるのに役立ちます。さらに、この鉛筆はすべり止めの加工が施されており、持ちやすさがアップしています。
他にも三角形の鉛筆はいくつかありますので、お子さんにあったものを購入するのが良いでしょう。
鉛筆もちかた 矯正 ペングリップ
こちらは人差し指を差し込むタイプのグリップです。鉛筆に特化していますが、鉛筆を持つときの手指の形を自然にアシストし、持ち方の練習や筆圧のコントロールに役立ちます。
値段も比較的安価なので、いくつかの鉛筆に着けておくことができますね。
形も蝶々みたいな見た目でかわいいです。
口コミを見てみると、筆圧が変化した、持ち方を修正するために購入したなどの高評価が聞かれています。また、鉛筆だけでなくシャープペンにもつけられるようです。
握って使えるコンパス ソニック コンパス くるんパス 鉛筆用
コンパスって、中心を紙に挿して抑えながら、指でトップをつまんで回転させる。かなり細やかな指の使い方が必要かつ、適度な力加減が必要となります。
それを指でつまんで行うわけですから、手指をうまく使いこなせないお子さんにはとても大変な作業です。
このコンパスはトップの部分が非常に大きく出来ています。ですから、指でつまみやすい。さらに言うと、握りこんで使うことも可能です。
デメリットとしては、トップが大きい分、収納にややかさばることでしょうか。ちなみに、カバーは取り外しができるようです。でも、次に紹介する定規セットをつかえば、収納する場所には困らないと思います。
口コミでは、お子さんによってあうあわないがあるようです。また、使い方は練習が必要とのこと。ですが、合っているお子さんには、非常に使いやすいという高評価が得られています。
使いやすいコンパスセット くるんパス入+滑りにくい定規
これは上記に紹介したコンパスが入っている定規セットです。
しかも、このなかに入っている定規は、滑りにくい加工がされています。
抑える力が弱かったり、定規が滑ってしまいやすいお子さんには、使いやすい定規セットではないでしょうか。
お買い得!!
口コミを見ると、滑りにくい加工によって使いやすい、数字も見やすいとのことです。ただし、ケースの開閉が固いという意見もありました。
円を描くだけなら
それでも、コンパスがうまく使えない…。じゃあ、使わなければいいじゃん。という、そもそも論な話ではありますが、円を描くという目的でコンパスを使うのならば、使わないでかける方法があります。次にあげる商品は、円を描くための道具です。
デメリットとしては、当然ながらコンパスの使い方や利用方法(距離を測る、作図に使うなど)は学ぶことはできません。しかしながら、道具をうまく使って、綺麗な円をかけることができる自信につながるかもしれませんよ。
図面サークル円形描画ステンシル
多機能描画ツール
この商品は、軸となる部分に穴の開いた定規をセットし、その穴にペンを入れて、軸を中心にグルっと一周させて円を描く商品です。
円の大きさはいくつか設定されていますが、自由にセットはできません。
円だけでなく、様々な線を引くことが可能です。
ペン型の消しゴム
手指の細やかな動きが苦手であったり、つまむ力が弱いお子さんにとって、消しゴムの小さいボディを指でつまんで紙を擦ることは、想像以上に大変な作業です。
また、力のコントロールが苦手なお子さんは、逆につよくこすりすぎてしまい、余分なところまで消したり、こすりすぎて紙がぐしゃぐしゃになってしまうこともあるでしょう。
「モノスティック」のスティックタイプの消しゴムです。
これなら、指でつまむのではなく、鉛筆を持つように、消しゴムを使うことができます。持ちにくければ、柄を握って使ってもよいでしょう。また、消しゴム自体が小さいので、余分なところまで、間違って消してしまうことも少なくなります。
ちなみに、口コミでは、簡単に使えて、良く消えると高評価でした!
デメリットとしては、たくさん消すときには不向きであること。細身であるので、たくさんけすときは大きめのものをつかうとよいでしょう。
片手で使いやすいいテープ ハリマウス テープカッター
セロテープって、意外に切りにくいですよね。
発達障害の子供たちの中には、ちぎる力やつまむ力が入れにくいために上手に切ることが難しいお子さんがいます。また、テープを切るときに斜め方向に引きながら切るわけですが、その斜めに引ききる動きが理解できずに無理やり引っ張ってちぎるお子さんもいます。
さらに、テープを手にとったあと、均等にテープを引っ張り続ける力の加減が難しかったり、手が不器用だと、目的の場所に貼るまでにくしゃくしゃってなってしまう。
それを一気に解決する商品があります。
それがこのテープカッター。片手操作で目的の場所に貼ることができる優れものです。
口コミでは、ワンアクションで使えて便利!使いやすいという意見の一方で、本体が弱い、専用のテープでないとうまく使えないという人の意見も聞かれました。
デメリットとしては、さきに述べた経験ができない、そこから学ぶことができないという点です。一方で、便利グッズをつかって上手にできた体験をすることのメリットとバランスを考えながら使うとよいでしょう。
細かいところまで塗ることができる糊 ティックのり 消えいろピット ほそみ
手の力の加減が難しいお子さんは、一般的なスティックのり、液体のりはヘッドが大きいため、ヘッドを押しつぶしながらたくさんのノリをつけてしまうことがあります。
また、ヘッドの角をつかって細かいところを塗るといったものを工夫して使うことがむずかしいため、細かい部分が塗れずに、端が浮いてしまうあるいは大きく糊がはみだしてしまうことも…。
このスティックのりの細身はとても便利!
細かいところまで塗れるし、のりをたくさんつけすぎてしまうこともありません。
消えいろピッとなので、塗った部分に色がつくので、視覚的にもわかりやすい。
口コミでは、ペン型で使いやすい反面、粘着力が弱いという意見がありました。
デメリットとしては、たくさん塗る活動にはやや不向きです。また、乾きやすいため、場面によって使い分けが必要でしょう。でも、これによって今まで苦手だった細かいのり付けがしやすくなれば、きっと工作も楽しくなるでしょう。
わたしも、お子さんにあわせて使っています。
握って使える Castaはさみ
一般的なはさみは、穴に指を通して、そのなかの指を動かすことで紙を切っていきます。
おもに使う指は、親指、人差し指、中指です。指それぞれの動きが細やかに動く必要があります。この細やかな指の動きが出にくいお子さんがいます。指を握りこむ力も必要となります。
そんなお子さんには、穴のないこのハサミが有用です。
指全体で握ったり、つまんだりする動作だけで、紙を切ることができるすぐれた商品です。
持たなくても、机に置いて上から押すことで、切ることもできます!!
また、歯が重なり合ったときに、ヘッド部分から手応えがうまれます。まるでカスタネットを叩いたときのように。これにより、切っている実感をより感じやすくなります。
口コミでは、障害を持った方が使いやすいとコメントをのこしています。力が弱い、指の動きが出にくいといった方に高評価を得ています。
デメリットとしては、普通のハサミと運動が違うということ。はさみはハサミで手指の動きを学習しなければなりません。お子さんの成長や手指の発達に合わせて使い分ける必要が出てきます。
ですが、みんなと同じように工作をしたい。でも、はさみを使えるだけの手指の発達がおいついていない。そんなときに、このはさみを使うことで、みんなと一緒にできる喜びを与えることができるでしょう。
まとめ
お子さんあるいは、あなた自身を助けとなる、便利な文房具を紹介しました。
ですが、これら商品を購入したからといって、誰でも楽に作業ができるようになる、学習がはかどるというわけではありません。お子さんの状況や場面によって適切に使い分ける必要があります。
しかし、この便利グッズによって「出来る」という自信を得られるのであれば、その先の「チャレンジする」気持ちや「学習に対する意欲」につながることでしょう。
みんなと一緒に活動したい! もっと学びたい! 上手に作業ができるようになりたい!
こういった努力ができる、意欲が持てる人にとって、大きな大きな助けになることは明らかだと思います。
お読みくださいまして、ありがとうございました。
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