楽しい学びと遊びが満載！アンパンマンごう やわらかパズル

「たのしく形や色を覚えられるおもちゃないかしら？」

「おさないころから、知的な能力をのばしたい！」

「手先が不器用だけど、なにかよいおもちゃない！？」

　子どものリハビリを専門に行う療法士が、おもちゃに含まれる「まなび」を分析、わかりやすく解説します。

　形の把握や色の学習は、勉強よりもあそびながら覚えていくほうが効果的！

　今回は、そんな形を幼いころから楽しんでまなぶことができるおもちゃです！

学習と発達を促す: 『アンパンマンごう やわらかパズル』

このおもちゃは、こんな魅力があります！

アンパンマンキャラクターの魅力

　アンパンマンは、子供たちに広く愛されているキャラクターの一つです。色鮮やかなアンパンマンや仲間たちの絵柄がパズルのピースに描かれており、子供たちは楽しみながら形をさがしたり、物語を再現したりすることができます。

ブロックの丸まった角、柔らか素材&持ちやすい大きさ

　おもちゃ自体の形状が、小さな子供たちに適したデザインになっています。ブロックの角が丸く、柔らかくなっているため、子供たちが安全に遊べるようになっています。また、持ちやすい大きさや軽量性も考慮されており、子供たちが自分で持って遊びやすい仕様になっています。

家族や友達との共同プレイ

　このおもちゃは、家族や友達と一緒に楽しむことができる素晴らしい機会でもあります。一緒にパズルを組み立てたり、キャラクターたちの冒険を一緒に考えたりすることで、コミュニケーション力や協力の大切さを学ぶことができます。

『アンパンマンごう やわらかパズル』は、子供たちの成長と楽しさを両立させる素晴らしいおもちゃです。アンパンマンの魅力と遊びの要素が組み合わさったこのおもちゃは、子供たちの心と想像力を豊かに育むことでしょう。

では、このおおちゃにどんな学びがあるのでしょうか？じっくり紐解いていきましょう！

どんな効果があるんですか？

目と手の協調動作の促進

　『アンパンマンごう やわらかパズル』を遊ぶ際に、子供たちは目でパズルブロックの形や色を認識し、それを手で適切に操作して配置します。これにより、目と手の連携が必要とされるため、目と手の協調動作が促進されます。例えば、正しい形にブロックを合わせるために手元とブロックを見比べながら操作することで、目と手の協力が必要となります。

色の学習

　おもちゃのピースには様々な色が使われており、子供たちはそれらの色を認識し、区別することができます。例えば、ブロックごと色分けされている、キャラクターごとに異なる色を見分けることで、子供たちは色の学習を行います。

空間を把握する能力、図形を構成する能力を養う

パズルブロックと穴の形を組み合わせることで、子供たちは空間内の関係性を理解し、かたちのマッチングを行います。頭の中で、かたちを回転させるイメージも使います。こうした作業を通じて、子供たちは図形を構成するスキルを養うことができます。

指の身体図式、身体イメージを養う

　パズルブロックを掴んだり、組み合わせたりする際に、子供たちは自分の指や手の位置を把握する必要があります。これにより、指の身体図式や身体イメージが養われます。例えば、特定のブロックを取る際や、穴にブロックを入れる際には指の動きを正確に調整する必要があり、このような操作を通じて指先の感覚が磨かれます。

ひと工夫でもっとたのしく、あそびやすくなる！

　『アンパンマンごう やわらかパズル』は、子供たちが手先を使って形の把握やマッチングなどの課題を楽しく学べる素晴らしいおもちゃです。色分けされたピースがヒントとなり、手に取ってぐるぐる見渡す、転がすといった遊びを通じて、子供たちは自分自身と物との距離感や手と物の関係性、穴の位置から手の方向つけを考える運動イメージを築くことができます。

　特に、お子さんが自分で入れることが難しい場合や形のマッチングがまだ学習できていない場合には、以下の工夫が効果的です。

・声かけと手の協力:
子供たちに手元への注目を促すために、声かけを活用します。具体的な指示や励ましの言葉を使いながら、手でパズルブロックを操作することに注意を向けさせます。また、介助する際には、少し強めに手を握り、触覚や圧覚を通じて手の感覚を強化します。

・部分的なヒントを出す
　子どもが合う形を探しやすくするため、まず親がピースを少しだけ枠に入れてみせ、「ここに合わせてみよう」と誘導します。こうすることで、形の方向や正しい位置を少しずつ学べます。

・一度に少ないピースから始める
　最初から全てのピースを枠の近くに出すと混乱しがちなので、少数のピースから始めて、少しずつ増やすと良いです。これにより、形ごとに集中して取り組めます。

・ピースを手に取る順番を示してあげる
　「まずは四角のピースを探してみよう」と、どのピースを使うか声かけをしてあげると、子どもは形の違いに気付きやすくなります。次のピースに取り組む際も「これに似ているものを見つけてみよう」と言葉で誘導します。

・完成した形を褒める
　ピースを1つでも枠にはめることができたら、その成功をしっかり褒めてあげることで、次のピースにも意欲的に挑戦しやすくなります。達成感を味わうことで、形合わせ遊びが楽しいと感じるようになります。

これらの工夫を取り入れることで、子供たちはより集中し、楽しみながらおもちゃを活用することができます。手元への注目を促すことと、入ったこと・結果を感覚的にわかりやすくすることを通じて、子供たちの学習と成長をサポートすることができるでしょう。

まとめ

　『アンパンマンごう やわらかパズル』は、これらの具体的な効果を通じて、子供たちの認知能力や運動能力、空間認識力などを促進する素晴らしい教材となります。

　楽しみながら遊ぶことで、子供たちは自然な形でこれらのスキルを発展させることができるでしょう。