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専門解説! よりよい発達のための理論:認知理論

いつも睡眠不足。
どうも、ゆーです。
今回のお話はすこし難しいというか、けっこうマニアックな内容です。
ですが、子どもたちを分析するうえで、大変重要な理論です。
知っていて損はないと思います。
出来る限り、簡単に解説していきたいと思います。

まず、大前提として、私たちは私たちのまわりにある様々な環境とかかわりながら生きています。
たとえば、歩くことを考えてみましょう。
地面や床の感触を感じますよね。目の前に凍結した地面があったら?つるつるすべる地面に合わせて、足の動きを変化させたり、バランスを取ろうとしますよね。地面という環境とかかわって運動を変化させています。
ほかにもたとえば、コップで水を飲むとき、コップの形、重さ、中に入っている物、コップと口までの距離、これもコップという環境とかかわって動きを作り出しています。

環境とかかわることは、その環境を知る事と言い換えてもよいでしょう。

この環境とかかわって運動や行動を作り出すプロセスを認知過程といいます。この認知過程を基本に行動や運動を分析し、能力をさらに伸ばしていくため理論を「認知理論」といいます。

認知過程のなかには、次の6つがあります。
知覚(感覚)
注意
記憶
・判断
・言語
イメージ
どうですか?いままで、専門解説シリーズでお話してきたことがけっこうふくまれているでしょ?
じつは、この認知過程を軸に解説を作っていました。

この6つの要素を上手につかうことで、子どもの発達をよりよく促すことができるわけです。

たとえば、「なわとびが苦手な子」で考えてみましょう。

なわとびという運動は、回転するなわや地面という環境と自分の体との関わり合いです。
これを先にのべた6つの要素で分析するわけですね。

知覚(感覚)はどうだろうか?
この子の場合は、固有受容覚、つまり力が入る感覚がすこしにぶいようです。地面をけってジャンプする力加減やなわを回す力加減、あるいはそのタイミングを適切に読み取ることが苦手なようです。

注意機能はどうだろうか?
この子は集中力もあり、注意を振り分けることもできています。でも、注意を選択して縄跳びに必要な感覚情報をピックアップすることが苦手なようです。

記憶はどうだろうか?
記憶力は抜群によいお子さんです。でも、注意機能の苦手さにより、どの感覚情報を覚えたらよいのかわからないみたいです。

判断はどうだろうか?
判断力はありますが、知覚や注意機能の影響(偏り)をうけて、自分が思っているものとは違ったタイミングで運動を判断しているようです。

言語はどうだろうか?
言語機能に大きな問題はありません。でも、縄跳びや自分の体のうごきについては、言葉で説明するのが苦手なようです。

イメージはどうだろうか?
知覚(感覚)や注意機能などの苦手さによって、自分自身の体や縄跳びという運動を上手にイメージすることができていません。

このお子さんの特徴は、固有受容覚という知覚(感覚)の鈍さ、情報を選択するという注意機能の苦手さを基盤として、自分の体の使い方がイメージできない、ゆえに縄跳びという運動を正しく判断あるいは記憶できていないという悪循環が生まれていると分析できます。

これですね、感覚だけを何らかの遊びで養っても、うまくいきません。
縄跳びを上手にとぶために、体のどの部分に注意を向けたらいいのか、どの部分の情報をインプットすればよいのかという部分にも着目して、運動を指導していく必要があります。
あるいは、運動だけではなく注意機能を養うトレーニングを行ってもよいかもしれませんね。
よいイメージができれば、それを脳は記憶し、再び運動として再現してくれるようになります。

このお子さんは、結果として縄跳びができるようになりました。いろいろなわざに挑戦するようになりました。

このように感覚の偏りだけでは推し量れない脳の働き、脳のプロセスを紐解くことが必要です。
知覚(感覚)はあくまでも一側面でしかありませんからね。
これ前にも書きましたね。とても重要なので、これからもなんども言います。

この複雑な脳のプロセスを観察や検査から紐解いていくのが、セラピストの仕事ということになります。お気軽にご相談くださいね!

以上、認知過程、認知理論の話でした。難しくなってしまった。反省…。

お読みくださり、ありがとうございました。
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