あなたは、おうちのなかで運動をする機会はありますか?
休みの日、こどもが家の中でだらだらと過ごしていることはありませんか?
じつは流行っている家の中で楽しく運動できるおもちゃが流行っているのです。
それが、ホッピング!!
もしかすると、あなたはこのような「ホッピング」を想像しませんか?
下部にスプリングがついていて、上に載ってピョンピョンはねるおもちゃ
しかしながら、今このホッピングに新しい風が吹いています。
それを紹介しましょう。
家の中で遊べる「ゴムとスポンジでできたホッピング」
おうちの中で、ホッピングができるように作られた商品が様々に発売されています。
その大きな特徴は
・ゴムとスポンジで出来ているので、超軽量でジャンプしやすい
・室内で楽しむことができる(もちろん、外でも遊べます)
・スプリングではなく、ゴムの弾力を利用してジャンプする
・お手頃な値段で購入ができる
・簡単に片づけができて、場所をとらない
実際に購入してみました!
非常にコンパクトで場所もとりません。ゴムの質も、足をおくスポンジ部分の素材もしっかりとしていてよい感じです。
これ、30秒飛び続けるのも キツイ!!!!
かなりの運動量になりますね。
わたしは、4男の体幹トレーニングのひとつとして提案しました。
同じ場所でこれを飛び続けることで、体幹の安定性と体幹の軸を作ることができると考えたからです。
はたして、やってくれるでしょうか?
リアルな話
まいにち、楽しく飛んでいます。
効果アリ!
ホッピング(ジャンピング スポーツトイ)
6歳以上の幼児から遊ぶことができます。
スポンジとゴムでできており、スポンジ部分は耐久性の高い素材で出来ています。
従来のスプリングではなく、ゴムの弾力を利用してジャンプするというのも興味深いアイデアです。また、お手頃な価格で入手でき、片付けも簡単で場所を取らないというのは、とってもうれしいポイントですね。
このような新しいタイプのホッピングは、子供たちにとって楽しい遊びになりそうですし、家の中での活動や運動にも役立ちそうです
商品のレビューでは次のような意見があります。
・最初は乗るのが難しそうだったが、飛べるようになったら、楽しそうにあそんでいる。
・飛ぶと音が鳴るとあるが、子どもの体重ではならないことがある。
・とても軽く、収納にも困らない。
クレイジージャンプ(CRAZY JUMP)
同じようにゴムとスポンジで出来ており、さらにジャンプすると「ぴゅっぴゅ」と音が鳴ったり、ハンドルが光るのが特徴です。
ゴムのよくのびるので、子どもだけでなく、大人も一緒に遊ぶことができます。
こちらは、楽天から購入することができる商品です。
変わった形のジャンピングボール
こちらは、バランスボールとホッピングが合体した商品です。
室内でも、屋外でも遊ぶことができます。
付属のエアポンプで、バランスボールをふくらまして使用します。
よりダイナミックにジャンプすることができそうです。
リハビリのプロが考えるおもちゃの効果
サイトには様々な効果がかかれていますが、小児リハビリを生業とする私が考える効果は次の通りです。
このホッピングおもちゃは、子供の筋肉の発達や運動機能の向上に非常に役立ちます。
この遊具を使うことで、子供たちは上手に乗るための動きを自然な流れで学びます。それを通じて、自分の体の動きや姿勢を理解し、体の使い方を習得していきます。このプロセスは、運動のイメージや体のイメージを形成し、運動能力を向上させるのに役立ちます。
さらに、ホッピングをする際にはバランス感覚が必要とされます。そのため、子供たちはバランス感覚を養うことができます。また、ホッピング中に生じる固有受容覚やジャンプの感覚など、さまざまな感覚も同時に養われます。これらの感覚の発達は、子供の成長を支える重要な要素であり、身体的な健康と運動能力の向上に寄与します。
総合的に見て、このホッピングは子供たちの身体的な発達を促進し、運動能力やバランス感覚、そして身体の意識を高めるのに非常に効果的な遊具と言えます。
さらに深堀り解説「ホッピングと感覚統合」
感覚を養う遊びというと、小児リハビリでは「感覚統合」の話が有名です。
この「感覚統合」とは、感覚を使った遊びをすればよいのではなく、
子どもが外部環境(ひと、物、場所)とお互いに関係性を作り出せること
これが重要となってきます。
ホッピングは、子供たちの固有受容覚(筋肉が動く感覚)や前庭覚(バランス感覚)を刺激し、その感覚情報が脳に送られます。この感覚情報は、子供たちが自分の身体の動きや位置を把握するのに重要です。脳はこの情報をもとに、体のイメージや運動のイメージを作り出します。
例えば、ホッピングをするときに身体が上下に動く感覚や、バランスを保つための微妙な調整が必要な感覚が生まれます。これらの感覚情報は、子供たちがジャンプする際に必要な情報となります。脳はこれらの情報を統合し、正確な動きをコーディネートするための指示を出します。
その結果、子供たちはホッピングを通じて自分の身体の使い方や動き方を学び、運動能力を向上させることができます。また、この過程で身体のイメージや運動のイメージも形成され、ジャンプなどの動作をより効果的に行うことが可能になります。
おもちゃ(外部環境)と子供が互いに情報を交換し、関係性を築くことによって、良い経験や体験が生まれます。
このような良い経験は、子供の脳が情報を適切に処理するための基盤を構築し、さらなる良い経験や体験を生み出す良い循環を作り出します。
この基盤を築くことによって、子供はホッピング以外の運動能力が向上したり、日常の活動をスムーズにこなす能力が向上します。つまり、おもちゃを通じて得られる良い経験が、子供の身体と脳の発達に大きな影響を与え、幅広い面での成長と発展を促します。
リハビリではこのように使う!
このホッピングのおもちゃを、リハビリで使うとしたらどのように使うかを考えてみました。
・体の使い方を学習する目的として、「単体」で使う
ホッピングは主に個々の子供が自分の体の使い方を学ぶための道具として使用されます。子供は自分のリズムでホッピングを行い、身体のバランスやコントロールを磨くことができます。
・模倣(マネをする)、逆模倣を目的として、子どもと一緒にホッピングで遊ぶ
親や他の子供と一緒にホッピングを行うことで、子供たちは模倣や逆模倣を通じて新しい動きや技術を学びます。親や他の子供が行う動きを見て、それを自分でも試みることで、社会的なスキルや運動技術を発展させることができます。
・より複雑な体の使い方を目的として、サーキットの一部にホッピングを組み込む
ホッピングをサーキットの一部として組み込むことで、より複雑な運動パターンや体の使い方を学ぶことができます。例えば、ホッピングの間に障害物を避けたり、特定のポイントまで跳ぶようにすることで、子供たちは身体のコントロールや空間認識能力を向上させることができます。
・他者への意識を高めることを目的として、ホッピングで競争をする
ホッピングを競技として取り入れることで、子供たちは他者との競争を通じて競争意識や協調性を身につけることができます。競争を通じて目標を設定し、チームワークやフェアプレーの重要性を学ぶことができます。
これらの活動は、子供たちの身体的な発達だけでなく、社会的なスキルや心理的な成長も促進します。それぞれの目的に応じて適切なプログラムを組み立てることで、子供たちが幅広い面で成長し、発展することができます。
まとめ
お家で過ごす時間が増えているこのご時世ですが、YOUTUBEやゲームだけでなく、体を使ったおもちゃで遊ぶことも、子どもの成長や発達には良いですね。
親子で楽しみながら遊ぶことで、毎日の運動習慣をつくるキッカケにもなります。
あなたも「レッツ ジャンピング!!」
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