先日、三男と買い物に行ったときに、アイロンビーズを見つけました。アイロンビーズは、小児リハビリでも使う遊びの一つです。アイロンビーズは、自分の好きな形もしくは見本の通りに様々な色を並べて、最後にアイロンの熱で固めるクラフトおもちゃです。
こういったビーズを並べるクラフトおもちゃには、アイロン以外にも水をかけるだけで簡単に固まるものあります。
基本的には見本の通りに並べていけばよいので、出来栄えの良いオリジナルグッズが簡単につくれるのが大きなポイントです。子どもだけでなく、大人も楽しくあそべるおもちゃですよ!
こんなお子さんにおススメ!
✧٩(ˊωˋ*)و✧
・手と目の協調運動を促したい
・手先の細かい動きやゆっくりした動き、力の加減を促したい
・空間を把握する能力、図形を構成する能力を養いたい
・想像力を養いたい
・工作や作る遊びが好き
・好きなキャラクターグッズを自分で作りたい
ビーズ系クラフトおもちゃにはいくつか種類がありますので、独断で3つに絞りました。それぞれ比較してみてみましょう。
水で固まるスクエアブロック QIXELS(クイックセルズ) ファームクラフト
小さなブロック状のビーズを見本通りに並べ、水をかけて固めるおもちゃです。
台座がついており、出来上がったキャラクターを台座に立てて、作った後は「ごっこ遊び」ができ、遊びの展開が期待できます。
対象年齢は、8歳以上となっています。
メリットとしては、水で固まるので安心で、周囲を汚しません。角があるブロック状なので、子どもの指にも持ちやすく、転がる心配が少ないのが特徴です。
デメリットとしては、レビューをみると固めるのにすこし時間がかかるようで、プレートひとつだと効率が悪いとのこと。たしかに、作ったものを乾かしている間に、次を作りたいですもんね。
でも、色々なシリーズが出ているので、集めて購入するとプレートの数も増えそうです。
水で固まるアクアビーズ すみっコぐらし スペシャルセット
丸いビーズをトレイにはめ込み、水をかけて固めるタイプのクラフトおもちゃです。
見本の通りにビーズを置けば、大好きなキャラクターを簡単に作ることができます。
対象年齢は、6歳以上です。
メリットとして、水だけで固まるので子どもにもできます。また、このアクアビーズセットには固めるための専用トレイがあり、簡単に作った作品をそのトレイに移すことができるので、すぐに新しい作品を作ることができます。
デメリットとしては、一部のビーズが上手く接着できないものもあるみたいです。加えて、セットだとビーズの量がぎりぎりだとか。
たくさん作りたい方は、ビーズを追加して買っておくとよさそうです。
アイロンで固まるビーズ ポケットモンスター キラピカセット
円柱状のビーズを専用プレートに差し込んで形を作り、専用シートをかぶせて上からアイロンで接着するタイプのクラフトおもちゃです。
これも、見本の通りにビーズを置いていくことで、簡単に好きなキャラクターを作ることができます。
対象年齢は、5歳以上です。
*アイロンはやけどの心配があるので、接着は大人が行うように注意喚起されています。
メリットとしては、アイロンがあったまってしまえば、接着時間が短いため、わりとサクサクと次の作品を作ることができます。
デメリットとしては、アイロンを使うためやけどには十分な注意が必要です。
何度も言いますが、アイロンを使うときは大人の方が行ってください。
さらに遊びを分析してみる
こういったビーズクラフト系のおもちゃは、指先の動きをたくさん使うので、手と目の協調を促したり、指先の細かい動きを練習したり、力加減をたのしく練習するには、うってつけのおもちゃです。
また、バラバラのビーズをくっつけて一つの模様や形を作ることは、視覚認知機能を使います。見たものを分解、合成するという能力は、漢字の形や図形の把握につながる能力です。
じつは、もうひとつ隠れた特徴があります。
それは、
見本通りに作る場合、単純作業の繰り返しである
見本を見る⇒色を選択⇒プレートの指定されたところにビーズを入れる
この手順の繰り返しです。だから、小さいお子さんでも複雑な操作を必要としないので、遊びやすいのです。
リハビリではこうやって使う
単純な繰り返し作業は、逆にいうと作業工程を覚えやすいとも言えます。また、決まったルーティンワークや枠組みのある作業が得意なお子さんにとっては、この変化のない繰り返し作業があっています。
見本通りに入れることが難しければ、単色でもランダムな色でも、プレートに並べ続けるという作業にしても良いと思います。アイロンビーズはハート型や星型のプレートがあるので、並べるだけでも造形が可能なものもあります。
また、ビーズの色分け作業なども、意外に集中して行える活動です。
カップに番号をつけて、それぞれに色の違うビーズをいれ、その順番通りにビーズを入れるという構造化した作業をするのもgood!
まとめ
ちいさなビーズをプレートにはめ込んで、自分が思った通りの出来栄えになると、子どもたちは達成感を得ることができ、自信をもって新たな活動をすることができます。
また、作品を作るだけでなく、その工程に着目して作業の流れを学習する練習をしたり、色分けを練習したりと、工夫次第でグッズを作る以外のあそびや活動に発展させることができます。
これを読んだでやってみたいと思ったあなた、ぜひ一度試してみてください。
自分で作ったオリジナルグッズを大切な人にプレゼントすれば、さらに楽しさ倍増です!!
お読みくださって、ありがとうございました。
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